PCで音楽制作 その6

☆アキハバラ〜

(前回のあらすじ) MIDI制作用スピーカーを買うことにした私は、J.Tさん、 J.TさんのボスのH.Mさんとの3人で秋葉原に行くことになったのでした。

スピーカー売り場でいろいろなスピーカーを試聴しました。

J.T「これが1000MMの音です」
私 「なるほど。高音もよく出てますし、解像度がかなり高いですね」
J.T「で、こっちが10Mの音ですよ」
私 「なるほど、1000MMと近い音だから1000MMで問題なさそう」

結局私は1000MMを買いました。その後、先日ヘッドホンが壊れたというJ.T さんは、ヘッドホンコーナーで悩んでいました。

J.T「うーん、この新モデルはどんな音がするんだろう。値段が高いなりの 音がするんだろうか。いつも買っているモデルにするのが無難だけど、 でも新モデルの音が気になる・・・」
H.M「J〜、それはやっぱ買って聴いてみないとわからないことだよ」
J.T「えっ、やっぱり買わなきゃだめすか?」

さすがスーパーなエンジニアはチャレンジャーです。

秋葉原で買い物を済ませた3人は、J.Tさん宅におじゃまして1000MMの評価を しました。静かな環境で確認すると、1000MMはf特にクセが無く、解像度が 非常に高いことがわかりました。先日買ったヘッドホンも1000MM同様、解像 度が高いものなのです。

音取りでは、様々な聞き取りにくい音を拾うために相当高い解像度が必要な のです。音の判別 は、音の音程(周波数)の違いで聞き取るだけでなく、左右 の位置の違いも利用しますし、前後の位 置の差も使います。またドラムには 捨て拍(ゴースト・ノート)と呼ばれる微小な音があるので、それを聞き取る 必要もあります。

楽器の位置(x軸)と音の高さ(y軸)で図を作った場合に、目立つ楽器の間には 隙間が生じますが、そこを小さな音で埋める手法(パッド)もあり、そういっ た小さな音も聞き取らないといけません。さらに、エフェクターを通した音 は、音像がぼやけたり広がったりするので聞き取りが困難なのです。

解像度は音取りの時だけでなく、トラックダウン(ミックスダウン)の時にも 役に立ちます。全体のバランスを見ながら音を調整していると、一部の音の 調整が狂うことがあります。解像度が悪いスピーカーではそれがわかりにく いのですが、解像度がよければ明確に分かります。(*1)

さて、新規モデルのヘッドホンを評価するとJ.Tさんが泣きそうな顔に!?

J.T「なんだ、この音は〜!!(涙)」 どうやらスーパーなエンジニアの人にも失敗はあるようです。(終)

*1 こういう作業は、プロ用の高品質な機材を使わないとできないものかと 思っていたのですが、音楽対応のノートPCでもできるものなのですね。


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