PCで音楽制作2002 その3

・耳コピ・基本編

CDなどの曲をMIDIで打ち込むとき(耳コピ)の作業の流れはこんな感じです。

1. PCに原曲を取り込む

WAVでもMP3でもATRAC3でも構いませんが、作業中は何度もくりかえして再生するので機械的なプレーヤーだと不安です。

2. 最終フォーマットを決める

特定音源(SC-88Pro等)用MIDIファイルか、オーディオファイル(MP3、WAV等)、携帯着メロ、WebのBGM向け汎用音源向けMIDIファイルにするかを決めます。

それによって、最大発音数、音色の種類、初期化コード、使用可能なコード(Sysx, CC, RPN, NRPN等)の制約が決まります。また、ベロシティーや音の長さの変え具合も決まります(低スペックのデータは固定値にする)。

3. パート構成

通常は最大16ch(パート)で構成します。各パートの割り当て方は人によって異なるようですが、私はこんな感じで決めています。

通常のドラムセット(&パーカッション)はch10(MIDIの基本)。ドラムセットを2チャンネル使用する場合は、ch10に基本セット、ch11に特殊セット。特に互換性の低いEthnicやAsiaなどのドラムセットはch11に置きます。

ドラムセット以外は、以下のパートを1〜9、11(12)〜16の順番に使います。ボーカル(メイン、サブ)、コーラス、表の楽器(高音または目立つものから)、裏の楽器(同じ)、微小音量の楽器や効果音。MIDI機器は若い番号を優先して演奏するよう実装されているからです。

4. 音色の選び方

携帯着メロや汎用音源向けの場合は基本音色(GSならCC00が0)だけを使用。それ以外の場合は消費Voice数(SC系)や同時使用可能な音色セット(SD-90)を考慮して決めます。特別な音が欲しいパートにリッチな音色を割り当てます。

また、実際のデータを入力する前に音色を選んでおきます。曲を聴いた第一印象に近い楽器に決めます。ボーカル等のように音色が存在しない場合は、他のパートの音から浮き上がる音色を考えて選びます。

5. 入力の順番

どのパートから入力を始めるかも人によってやり方が違うようですが、私はメロディー(リードする)パートから手をつけます。歌や間奏部の楽器を入力してから、目立つ(音量が大きな)音のパートを続けます。そして、ベース、ドラムセット、パーカッション、微小音量の楽器や効果音に進みます。

ベースを後回しにする方法は、入力の初めからベースの音が聞き取れていて、かつコード(和音)を把握していないと問題が起きるかもしれません。

ドラムセットは、楽器毎に分けて入力しています。先に繰り返し叩く楽器を入力します。表拍のバスドラム、スネア、タム系、細かく刻むハイハットをループになっている小節分入力して、コピーで全体に増やします。時折鳴る
シンバル系やベル系は、その後で入力します。フィルインも後入力します。パーカッションも前述のパターンに当てはまるところで入れます。(つづく)


→戻る